ひるあんどん

2020.11.10異臭騒ぎについて

記事作成者:
富岡直人
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最近、神奈川県で異臭騒ぎが続いています。

どうも人によって感じ方が違うようで、「ガス」「シンナー」「ゴムの焼けたにおい」「ニンニク」など

様々な報告が上がっています。

この原因として考えられていることはいくつかあります。

1)

神奈川県の東京湾沿岸部には、様々な工場が存在しており石油を扱う工場もおおくあります。

そうした工場からの排気に匂いが混じった可能性は否定できませんが、異臭騒ぎの場所が変化しているので、

ある特定の工場が原因とは考えにくいと思います。

異なる工場で次々と発生した、という可能性は否定できませんが、過去に発生していないことが

集中的に発生するとは考えにくいのではないかと思います。

2)

移動するタンカーの排気は、届け出をすれば可能であり、場所が変化してもタンカーの移動によるもの

と考えれば整合性はありますが、タンカーから放出された排気が、たまたま横須賀市内や

横浜駅など特定のエリアのみに到達してそこだけに影響を与えるなど、少々考えにくいかと思います。

3)

地震の前に異臭がしたという記録は過去の地震発生時に確かに残されています。

関東大震災の際にはガス噴出、兵庫県南部地震の際には異臭があったという記録です。

ただ、これらについて地震との関連性は明瞭ではありません。

海底に溜まっていたメタンガスなどが地殻変動で生じた力で、海底から解放されて空気中に拡散した

という可能性はありそうですが、陸上の狭い範囲にのみ影響を与える領域での発生は考えにくいと思います。

 

このほかに青潮説というものもあります。これは、夏から秋にかけて発生する青潮によって硫化水素による匂いが発生することに起因しています。

ただし、青潮についてはプランクトンの大量死が発生原因なので、一日で発生したり消えたりするものではありません。

このため、場所を変えながら一日だけ臭うという現象の原因として考えるのは難しいものと思います。

また、何者かが人為的に騒ぎを起こそうとして、異臭の原因となりうるものをばら撒いている

ということも考えられますが、多くの人が感じる異臭の素となると簡単に持ち運びは出来ないと思います。

たとえ車を利用しても、異臭の発生源が道路付近であれば、匂いが拡散していく状況から

ある程度は特定されることになるのではないかと考えられます。

 

以上、異臭についていろいろな可能性を考えてみましたが、どれも決定的といえるようなものではなく、

原因の特定は今のところ難しいと公的機関の発表と同じ考え方に至りました。

今後、新しい情報によって、より掘り下げた考えができるようになりましたら、またこの話題について触れるかもしれません。

 


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