ひるあんどん

2020.11.17兵庫県南部地震で感じたこと

記事作成者:
富岡直人
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兵庫県南部地震が発生した時、情報がなかなか伝わってこないことで随分と気をもんだ記憶があります。

当時、西宮市の門戸厄神駅近くに会社の事務所があって、そこに詰めていた人の安否が気になったためです。

結局、駐在員は無事である確認が取れましたが、事務所にあった機材は壊滅的な打撃を受けており、

復興に関わる地盤調査が始まった時、当時福岡にいた私が必要な機材を持って手伝いに行くことになりました。

1月末に福岡から車で向かったのですが、途中までは順調でした。

神戸市内に入ってからしばらく進むと大渋滞に遭遇して、目的地まですごく時間がかかったのですが、

私が感じたのは、被災地での被害の大きさと近隣の被害軽微な場所のあまりにも大きな違い、でした。

神戸市東灘区での調査に従事したのですが、発注者さんの勧めで車は調査場所に止めておいて、

阪神電鉄の青木駅から電車に乗って、便利なように終点梅田駅の近所に宿をとっていました。

このため、梅田から現場へ電車で行って、仕事して電車で宿へ帰る、という生活が続きました。

宿のある梅田付近はすでに補修したのか被害は見当たらず、ビジネスホテルや食堂は普通に営業していました。

そこから阪神電車に小一時間乗ると倒壊した建物、液状化で噴出して山のように積まれた砂、がれきやごみの山、

公園などでは炊き出しをしている等々、完全な被災地であって、仕事が終わって小一時間電車に乗るとそこには、

普段と変わらないホテル付近と、とにかく落差が大きくて精神的なダメージを受けたことを覚えています。

兵庫県南部地震は、とにかくインパクトの大きな地震でした。

地震の悲惨さを思い知らせてくれた、という意味でも忘れられません。

これから、地震の備えに役立つような情報を発信していけたらよいな、と考えています。

 

 


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