地盤調査は計測機器を使った調査業務だけでなく、地形図や地質図などの各資料調査や調査地とその周辺の地盤状況を確認しています。正しく精度の高い地盤判定を実施するためには、このような確認作業が必要になります。実際の確認事項を解説いたします。
地盤調査は、計測機器を使って調査を行なうだけではありません。実際の地盤調査だけでなく様々な下準備があります。
調査前は、各資料調査を実施し地形や敷地の前歴などを確認します。
調査時は、敷地周囲を確認して建物や道路などに亀裂や変形などの異常が無いか。実際の地形と地形図と相違が無いか確認します。
このような情報は、報告書に記載する基礎判定を実施する上で重要です。
地盤調査データだけでなく上記のような情報を加味して総合的に判断することで、無駄な地盤改良工事を避けた基礎判定を実施することができます。
実際にどのような事を確認しているのか解説します。
調査地の地名で地盤を把握
調査地の地名は、過去の状態を表していることが多く地形を把握する手がかりになります。水や池・沼などの文字が入った地名は水辺の土地、谷や沢・窪などを使った地名は低地が多く軟弱な地盤の可能性が高くなります。
周辺建物の異常の有無確認
周辺にある建物も地盤状況を知る大切な材料です。不同沈下している建物は、基礎部分に亀裂が入っていたり、外壁にひび割れていたりポーチと建物の間に隙間が空いていたり、軒先が平行でなかったりというような症状がみられます。
必ずしも、基礎や外壁のひび割れが不同沈下しているとは言い切れません。コンクリートや木材の収縮、構造・地震によるものも考えられますが、地盤が軟弱で周辺の建物に異常が発生している可能性もあります。これらの情報が基礎判定を行う上での1つの材料になります。
周辺道路や擁壁の状況把握
軟弱な地域の道路は、車の往来や雨水の流れなどによって道路下の土が沈んで波打ったりマンホールが浮き出たりする場合があります。
擁壁も重要なチェックポイントです。
新しく鉄筋コンクリートで築造されたL字擁壁の埋め戻しは、盛土となりますので、その上に建物を建てると不同沈下が起こる可能性があります。また、古い石積み擁壁などが土圧によって亀裂や傾きが確認できる場合は、最悪崩壊の危険性もありますので注意が必要です。
各資料を確認し地形を把握
等高線の入った地形図を用いて高台や低地の大まかな地形を確認します。
高い台地は良好な地盤が多く、低地は水が集まりやすく軟弱地盤が多い傾向があります。果樹園は水はけが良い良好地盤につくられ、水田は透水が低い軟弱な低地につくられることが多いので、土地利用記号も参考になります。
また、台地や自然堤防・谷底平野・人工地形等の地形を分類した土地条件図や、航空写真等で地形を知る手がかりになります。
最近は、宅地造成が進み水田や畑が盛土造成され本来の地形が分かりづらくなってきています。地形図やストリートビューなどで過去の状態を確認し、現在との違いを探るのも有効な手段です。
盛土有無の確認
地形図等の各資料やストリートビューなどで造成前と現況との違いを比較し、盛土造成されているかを確認します。
新しく盛土され、その上に建つ建物は不同沈下のリスクが高くなります。但し、盛土厚が薄く経過時間が長いほど沈下の可能性が低くなります。造成されてから長期間経過(5年以上)した場合、比較的不同沈下の可能性は低いとされます。一方、新規造成地の場合は土地の前歴(水田・畑・湿地帯・沼・山地)や造成内容(盛土材・転圧器機・転圧状況・切り盛り土等)によっては今後しばらく沈下しやすい状況が続くことを考慮しなければなりません。
また、地表面の固さや水はけも含め地表面の状態を確認することも基礎判定を行う上で重要な判断材料になります。
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これまで記述した内容は、地盤調査の専門会社のビイック株式会社が実際に地盤調査以外に確認している大切な作業です。
地盤調査結果だけでなく、上記のような地盤状況を入念に調べることで無駄な地盤改良工事判定を無くすようにしています。
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