車の自動運転技術

 先日、東京都中小企業振興公社のセミナーに参加させていただき、ロボット技術を始めいろいろな技術が紹介されていました。日本での車の自動運転技術は20年ほど前から縦列したままで高速走行をするなど、既に始まっているとのことでした。

 

 車には3要素があり、それらは「走る」・「止まる」・「曲がる」です。

「走る」-それまで負圧を利用したキャブレターによるガソリンと空気の混合気をエンジンへ燃料供給していましたが、排ガス規制のためにコンピューターによる燃料供給になりました(インジェクション仕様)。

「止まる」-人がブレーキ操作をしていました。しかし強くブレーキを踏んでしまうとタイヤがロックして制動距離が長くなる欠点がありました。これをコンピューター制御することにより誰でも最も短い距離で車を停止することが可能となりました(ABS装置)。

「曲がる」-油圧を利用し、人によるハンドリングから、モーターなどを利用したコンピューター制御のハンドリングとなりました。従いまして、これら車の3要素は全てコンピューターの制御(支配)になっているとのことでした。

 

 人が車を運転しているように思っていますが、実際は全てコンピューターが制御していて、間違った人の操作を修正するように作動することが出来ているそうです。最近、お歳を召した方々のアクセルとブレーキの操作ミスによる事故のニュースを目にしますが、近年の自動車であれば衝突防止装置が付属しているため、事故にならないそうです。

 

 また、以前は各自動車メーカーにテストドライバーがいたそうですが、現在は自動運転をする車があり、日々テストコースを走行しているそうです。人間のテストドライバーのテクニックは素晴らしいのですが、それでもやはり人間です。毎回完璧では無いそうです。しかし、自動運転をする車はいつでも同じ走行が出来るため、走行データを得るには打ってつけなのだそうです。

 

 全てはコンピューター制御になっており、修理をする際もエンジンの音や排気ガスの色などで判断するよりも車に設置されているメンテナンス用USBにケーブルをつなぐだけで、どの部分の調整が必要であるのかが分かる状況になっているそうです。

 

 今日、自動運転に採用されている車は全て日本車だそうです。それは多くの部分をコンピューターによる制御がなされているからです。

 

 セミナーでの説明はここまででした。現在日本の自動車メーカーは自動運転を開発してはいるけれど、未だ市販されている自動運転の車がありません。一方、自動車メーカーで無いグーグル社が自動運転技術を開発し、既に道路を走行しています。

 

 グーグル社には日頃私たちがお世話になっているグーグルマップやグーグルストリートがあります。このような便利なサービスをグーグル社が提供してくれて良かったと思っていましたが実は自動運転をするために必要なデータを収集していたことがやっと分かりました。

 

 おそらく、自動車メーカーによる自動運転の考え方は、障害物を避けるためにセンサーで感知する方法で、グーグル社による自動運転の考え方は、既に存在している道路を認識してその上を走行するという考えから始まっているのだと思います。あたかも初めて行く場所にも関わらず、以前から知っている道路を走行することにより容易に自動運転が出来るのだと思います。

 

 私も初老に成り始め、運転に自信も無くなりかけています。早く日本で自動運転の恵みにあやかりたいと願っております。

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