表面波探査法とは

地盤調査「表⾯波探査法」とは

地面をゆらして、その“ゆれ”の伝わる速さにより、地盤の硬軟を判断します。 データの変化から、地層の境界を読み取り、各層に支持力がどのくらいあるのかを判断します。

表⾯波探査法は、「⽀持⼒」+「沈下特性」の2 つを算出します

表⾯波探査法は、地層毎に地盤の固さを表す「⽀持⼒」が分かります。また、地盤の地層傾斜が分かるから、建物を建てたとき、どの程度沈下するか「沈下特性」がわかります。

各地層の⽀持⼒、地層の厚さと傾きが分かります。建物の荷重を地盤に加えたときに、どの程度沈んでしまうかを表す「沈下特性」を検討します。
建物がどちらかの1 ⽅向に⼤きく傾いてしまうと不同沈下という現象になってしまいます。
*弊社が取扱う地盤保証に規定では、5/1000 以上の傾きが不同沈下としています。

表⾯波探査法は、地盤改良⼯事不要率88%

表⾯波探査法は、基礎設計に適した⾯調査である事。「⽀持⼒」と「沈下特性」を算出する事から、無駄な地盤改良⼯事判定が無くなり、地盤改良⼯事不要率88%を実現しています。

表⾯波探査法は、告⽰1113 号に該当する調査⽅法です

地盤の地耐⼒を求めるための地盤調査は、国⼟交通省告⽰1113 号に掲げられています。「表⾯波探査法」は、国交省告⽰1113 号の第⼀項に掲げられている、「6.物理探査」に該当します。

国土交通省告示 1113 号第一項

  1. ボーリング調査
  2. 標準貫入試験
  3. 静的貫入試験
  4. ベーン試験
  5. 土質試験
  6. 物理探査(表面波探査法など)
  7. 平板載荷試験
  8. くい打ち試験
  9. くい等載荷試験
  10. くい等引抜き試験

( )内は追記しました。告示には記載されていません。

1975 年創業以来培った経験値が⽣み出す正確性

表⾯波探査法は、⼀般社団法⼈先端建設技術センターにおいて技術審査証明を取得しています。これは、地盤調査の⼿法としては初めてです。⻑年、研究と実績を積み重ねてきた結果、表⾯波探査法は、確かな技術であるということを公的な機関に認められています。

表面波探査法をさらに詳しく知りたい方は下記もご覧ください。

表面波探査法の原理
表面波探査法の技術
表面波探査法のコスト比較