3月の標語「あなたも私も幸福な人生を得る方法!」

 朝の通勤電車の中で、「幸福な人生!」という本を読んでいる乗客を見ました。幸福に成りたいと思うのは全人類共通の願いだと思います。そこで、今月の標語は誰でも出来る幸福を感じる方法を紹介します。因みに「幸福を感じる」を辞書で調べると、” 心地よいとか満ち足りているという「穏やかな感覚」と、より望ましいことや良いことを行っているという「達成感」に当たる感覚” とありました。

 まず、人にはどのような人生があるのでしょうか。波乱万丈な人生を期待する人もいるでしょう。人から羨ましく思われる人生を過ごしたいと思う人もいるでしょう。富と名声を手に入れたいと思う人もいるでしょう。人は、自分の憧れる者に成りたいと思うのは自然のことです。

 他方、自分の憧れる者に既に達成している人を見るときに、人の気持ちが分かれます。自分もいつかそのように成ると憧れの気持ちを持つ人もいれば、羨む気持ちを持つ人もいます。妬む気持ちを持つ人もいれば、嫌がらせをしてしまう人もいます。誰もが幸福な人生を送りたいと思いますが、どのようにすれば良いのでしょうか。

 一番大切なことは、自分と他人を比べているのであれば決して幸福には成れないということです。相対的な比較は、他人を基準として自分が優位であるのか否かだけですので、いつも自分が優位でなければ幸福を感じることがありません。9人と比較して彼ら彼女らよりも自分が優位であると思い幸福を感じても、10人目に対して自分が優位で無いと思ったとき、それまで感じていた幸福感が一瞬で無くなります。99人と比較して彼ら彼女らよりも自分が優位であると思い幸福を感じても、100人目に対して自分が優位で無いと思ったとき、それまで感じていた幸福感が一瞬で無くなります。999人と比較して彼ら彼女らよりも自分が優位であると思い幸福を感じても、1000人目に対して自分が優位で無いと思ったとき、それまで感じていた幸福感が一瞬で無くなります。自分が彼ら彼女らと比較して、いつも自分が優位であると思うことは不可能です。

 それよりも絶対的な比較をするのは如何でしょうか。そしてその絶対的な比較とは何でしょうか。それは他人を幸福の基準にするのでは無く、自分自身を幸福の基準とすることです。自分で小さな目標を設定し、それを達成していくときの達成感は何ものにも代えがたい喜びがあります。今度の週末に散らかっている部屋を掃除して、友人を招待出来るようにするとか、買ったまま溜まってしまっている書籍を次の休みの日に没頭して読み切るとか、いつも5キロのウォーキングをしていますが、今度は10キロのウォーキングをしようとか、これまで決めた目標を達成したときに、達成感を感じたことがありませんでしたか。そして、その目標が大きければ大きいほど、その達成感が大きかった記憶はありませんか。またその目標を達成したときに、自分に対してご褒美をするのも良い方法だと思います。喜びが、そして達成感が増し増しになります。

 私の今の小さな目標は、「日本漢字能力検定」を受験することです。ワープロなどの利用で、すっかり文字を書く機会が減ってしまい、漢字が書けなくなっていることを実感しています。そこでしっかりと勉強をし直したいと思うようになりました。10級から始まり、1年以内に2級を取得したいと思っています。一つずつ合格していくときに、小さな喜びと達成感を得ていくのではないかと思います。

 加えて現在の自分の姿と3年後、5年後、10年後の自分の姿を想定し、その道を歩んでいくことも幸福を感じる人生だと思います。勿論、修正する必要もあるかも知れません。時には方向転換をする必要もあるでしょう。しかし、常に目標設定をし、その方向へ少しずつでも進んでいくときにあなたの心は喜びと達成感を得て幸福を感じることでしょう。

 他人を基準とした幸福の物差しを使用していて、仮にその他人が居なくなってしまったらどうするのですか。また別の人を立てて基準とするのですか。他人と自分を比較する幸福の物差しから、自分を基準とした幸福の物差しに変えることで、「幸福な人生」を得ることが出来ます。所詮、自分の人生は自分のものであり、他人の人生は他人のものなのですから。

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