ひるあんどん

2018.07.24地震について第2回

記事作成者:
富岡直人
p27_osaka

猛暑が続く中、皆さまお疲れ様です。体調には十分に気を付けてお過ごしください。

さて、前出の図は、地震調査研究推進本部のHPから引用した大阪府とその周辺で発生した被害地震と存在が確認されている断層の位置を記載したものです。

6月18日に大阪で震度6弱を最大震度とする地震が発生しました。

被災された方には、心からお見舞い申し上げます。

大阪では、大きな地震は来ん。と言っていた方々、そんなことはないとお分かりいただけたと思います。

京阪地区で大きな地震、というとずいぶんと古い話ですが、1596年の慶長伏見地震を思い出します。

この地震では、京都、堺、大阪で数多くの民家が倒壊したとされていますが、正確な数値は伝えられていません。筆者が記憶していたのは、居城とするために築いた伏見城の倒壊が、豊臣秀吉の時代が終わったことを示す出来事であったように思えたからです。

このあと、大阪地区に被害をもたらした地震といえば、 寛文近江・若狭地震での被害や宝永地震の際に津波による被害が大阪で生じたことが記録として残されています。

いずれにしても江戸時代及びその前の話であり、兵庫県南部地震の際も震度4しか経験していない(気象庁発表)とされる大阪では、大変な経験であったと思います。

ここで心配なのは、今度の地震で損傷した住宅がある可能性です。

建築基準法で求められている基本性能は、震度5強程度の地震で損傷しないことで、今回の震度6弱はその上をいく地震です。そして建築基準法が求めているのは、新築時の基準であって、既存住宅の中には老朽化によって耐震性能が低下した物件も存在するものと考えられることが気になります。

詳しい調査結果が出ていませんので、結論を出すことはできませんが、今回の大阪北部の地震では、新築住宅ではなく、既存住宅の築年数が経過しているものを中心に被害が出たものと考えています。

大阪という場所は、普段は地震が少ないのですが、実際には東西南北を断層に囲まれており、南海トラフなどの巨大地震発生時には誘発地震の発生する可能性も考えられる場所なのです。

できれば、今度の地震を契機に備えておくことをお勧めしたいと思います。

 

 


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