ひるあんどん

2019.02.08ちょっと怖い地盤の話

記事作成者:
富岡直人
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 時々、新聞やニュースに道路が陥没した、という報道がなされることがあります。

 2016年11月に福岡市の博多駅近くで道路が大きく陥没して、海外でも報道されるほどのニュースになりました。

 街中で大きな陥没が発生した原因は、地下鉄工事にありましたが、このような現象はいろいろな場所で生じています。その発生原因は様々ですが、住宅地でも発生することがあります。

 過去に住宅地で発生した陥没や沈下の原因としては、

①過去に廃棄物として地中に埋められた木材が腐食して、その体積が小さくなったことで地中に隙間が出来、地表面が沈下してしまう。

②広い田んぼを埋めて造成した場所で、長年人が歩いていたことで硬くなったあぜ道と軟らかい水田部分にまたがって住宅を建築し、軟らかい水田部分が沈下し住宅も沈下してしまう。

③戦争中に作成された防空壕が存在したが、誰もその場所を知らず、その上に住宅を建設し、その重さに耐えられなかった防空壕が崩落して地表面が陥没した。

④地下に大きな地下水流があったが、住宅を建てる際に杭工事を行ったことで、本来の流れを阻害された地下水流の流れが変化し、その際に生じた水圧によって周囲の土が大きく削られ、支えがなくなった地表面に陥没が生じた。

⑤高低差のある傾斜地において、地山の高さに合わせるため、盛土造成工事を行った。大雨が降った際に盛土部分に集中して雨水が浸透し、その重さに耐えきれなくなった盛土部分が崩壊した。

などがあり、どの場合でも被害が発生しています。

 自然に形成された元々の地盤と人間の手が入った地盤では、地盤強度に差が生じることが多々あります。人間の手が入った地盤に住宅や盛土の荷重がかかった場合、その荷重に耐えることが出来ず、地盤が陥没してしまうことがあります。

 このようなことが生じないように、地盤調査や地盤改良がおこなわれています。

 地盤についてご不明な点やご質問などございましたら、問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。


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