地震耐震

徒然なるままに

この正月、我が家の年寄りを連れて外出してきました。

医師から処方されている薬のおかげで、お手洗いをとても気にするので、混雑していてもお手洗いを探さないで済む鉄道の利用です。

冬は寒くて夏は暑い盆地で、日常とは異なる風景を眺めてきました。

名物料理を食べながら、周囲を眺めてみると幾つかの問題点に気づきました。

狭い道路が多く、その道端には古い建物が並び、その間隔はあまり離れていません。

そして、避難場所になるであろう公園や広場にたどり着くには、数少ない大通りを除けば、片側1車線や一方通行の3m道路が多く存在しており、地震発生時には倒壊したり損傷した建物から落下したものによって道路がふさがれて、避難路が確保できないし、緊急車両の通行も困難になる可能性があるなど、余計なことばかり考えていました。

また、高低差のある場所も多く、我が家の年寄りが苦労しているさまを見て、年配の方々は歩いて避難できるだろうか、などとりとめもないことばかり思いついていました。

こういう目でしか、普段とは違う街並みを眺められないことに悲しみを感じながら、短い外出は終了してしまったのです。

我が家の年寄りは普段とは違う場所で、違うものと触れられて親しい人にお土産を買えたので満足していました。

とりとめもない話でしたが、次回もお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。

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