地盤学会

天井川の危険性

天井川とは、長い時間をかけて運ばれてきた土砂が川底にたまり、水面が上がった河川の事です。水面が上がるため氾濫し洪水となる可能性があるため、堤防を増し積みする対策が必要になります。

土砂が川底にたまり水位が上がる現象は、河川の一部分で発生することもあります。

通常、堤防を高くして対策をおこないますが、洪水おこると被害が大きくなることがありますので注意が必要です。

 

尚、天井川は、全国におよそ240あり、関西におよそ120、うち滋賀県に81あるということです。

https://www.nhk.jp/p/ts/8RG6LZ736N/blog/bl/pdVzWyQwed/bp/pm6zaOnOGm/?fbclid=IwAR3IXiAN2CFwYh12Bx7CYDkjkDTmgG6U7hEAlAYJTx3TNUhUh3q67EOT7UQ

 

いくつかの事例を挙げると、

・富山県富山市:常願寺川

・石川県鹿島郡中能登町 邑知地溝地帯内 久江川

・山梨県西八代郡市川三郷町 身延線をまたぐ部分 印沢川

・長野県長野市 浅川

・岐阜県養老郡養老町 小倉川の天井川

・三重県四日市市 三滝川

・滋賀県大津市 比良川

・滋賀県高島市 百瀬川

・兵庫県芦屋市 芦屋川

・島根県出雲市 斐伊川下流

・岡山県総社市久米 砂川

・広島県竹原市 大乗川下流

・愛媛県西条市 大明神川

などがあります。

*柏原市文化財課のページより引用

 

天井川の成因について、柏原市サイト内で公開されている図を上に引用させていただきました。

周囲の土地よりも高いところを流れている川ですので、水量が多くなって溢れる場合と、水の重さに堤体等が耐えられなくなって溢れた場合よりも大量の水が流出することがあります。

後者の場合には、川の水量が多いほど被害が大きくなります。

上の文面は国土地理院ホーム内地理教育の道具箱より引用したものです。

中央の写真に注目して欲しいと思います。

線路の上に橋が作られており、ここを草津川が流れていました。

現在は、災害防止の観点から草津川は移転されており、橋梁に水の流れはありませんが、こうした存在が今も残っている場所があると考えていただければと思います。

 

普段何気なく見ている川が、実は天井川で災害時には大きな被害をもたらす、という可能性があります。ハザードマップにはこうした状況も反映されていますので、気になる方はお住まいの地域のハザードマップなどの再確認をお願いいたします。

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